黒沢明監督の映画「生きる」の
ミュージカルが10月から東京ACTシアターで上演されます。
世界に多くのファンを持つ黒沢明監督の作品ですが、
ミュージカル化は世界初とのこと。
どんな作品になるんでしょうか?
ミュージカル「生きる」。キャストは?
黒沢明監督の没後20年記念作品となる「生きる」ミュージカル版。
キャストは市村正親さんと鹿賀丈史さんのお2人で、
演出は、ニューヨークやロンドンにも進出経験のある宮本亜門さんが手掛けます。
市村正親さんも鹿賀丈史も、ベテランの舞台俳優で、
名ミュージカル俳優と称されるほど、演技水準は高いです。
宮本亜門さんも「ジャニーズ系の演出家」と言われるほどの方で
2000年から海外でもミュージカルや現代オペラの演出を手掛けていました。
宮本亜門さんのことをはじめて知ったのは、
ネスカフェのゴールドブレンドのCM「違いの分かる男」でしたが、
やっぱり、その前から有名だったんですね^^;
黒澤明監督の映画 『生きる』を、初めて観ましたが、
観てよかった!
黒澤監督と言えば、画面の切り取り方や演出が特に 天才的で最高峰だと世界中のファンや映画監督に影響を与えていますが、
初めて観たわたしでも納得。
そして内容にも揺さぶられ、目頭が熱くなりました。 pic.twitter.com/hlULMly7rX— 群青なゆた (@nayuta91) 2018年2月11日
黒沢明監督の映画「生きる」。あらすじは?
「生きる」のあらすじは次のようなものです。
胃がんで余命わずかであることを知った、
定年間近の役所の市民課職員、勘治。
それまでの人生に疑問を抱き、人生で初めて欠勤して
夜の街を遊び歩いたが、むなしさが残るだけでした。
偶然、同僚のとよに会い、全てを打ち明けると
「何か作ってみたら」
と提案されます。
その後、目の色を変えて仕事に打ち込み、
市民の要望だった公園の建設を成し遂げ、
園内のブランコに座り揺られながら息を引き取る…
死を身近に感じることができない時に死を意識しても、
すぐに目の前にある現実に、その恐怖がかき消されてしまい、現実に戻ってしまう、
というもどかしさなど、「生きる」ということを考えさせられる作品です。