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黒沢明監督の映画「生きる」の
ミュージカルが10月から東京ACTシアターで上演されます。

世界に多くのファンを持つ黒沢明監督の作品ですが、
ミュージカル化は世界初とのこと。

どんな作品になるんでしょうか?

ミュージカル「生きる」。キャストは?

黒沢明監督の没後20年記念作品となる「生きる」ミュージカル版。

キャストは市村正親さんと鹿賀丈史さんのお2人で、

演出は、ニューヨークやロンドンにも進出経験のある宮本亜門さんが手掛けます。

市村正親さんも鹿賀丈史も、ベテランの舞台俳優で、

名ミュージカル俳優と称されるほど、演技水準は高いです。

宮本亜門さんも「ジャニーズ系の演出家」と言われるほどの方で

2000年から海外でもミュージカルや現代オペラの演出を手掛けていました。

宮本亜門さんのことをはじめて知ったのは、

ネスカフェのゴールドブレンドのCM「違いの分かる男」でしたが、

やっぱり、その前から有名だったんですね^^;

黒沢明監督の映画「生きる」。あらすじは?

「生きる」のあらすじは次のようなものです。

胃がんで余命わずかであることを知った、

定年間近の役所の市民課職員、勘治。

それまでの人生に疑問を抱き、人生で初めて欠勤して

夜の街を遊び歩いたが、むなしさが残るだけでした。

偶然、同僚のとよに会い、全てを打ち明けると

「何か作ってみたら」

と提案されます。

その後、目の色を変えて仕事に打ち込み、

市民の要望だった公園の建設を成し遂げ、

園内のブランコに座り揺られながら息を引き取る…

死を身近に感じることができない時に死を意識しても、

すぐに目の前にある現実に、その恐怖がかき消されてしまい、現実に戻ってしまう、

というもどかしさなど、「生きる」ということを考えさせられる作品です。