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「クソゲー」とは、「う○このようなゲーム」という最低の評価を受けたゲームのこと。

 

最初に言い出したのは、著名人であるみうらじゅんさん。

 

それまで業界では「バカゲーム」と呼んでいたのですが、1980年代後半、

「金払っているんだから馬鹿じゃすまねーだろ」

ということで「クソゲー(糞ゲー)」と名付けたそうです。

 

 

しかし、その基準は人により色々。

 

元々のように、「バカゲーム」を指す人もいれば、単に難しいゲームを「クソゲー」と呼ぶこともあります。

 

他の人の評価を聞くとき、相手がどの分類でクソゲー判定しているのかを知っておくと、自分が楽しめるクソゲーが見つけられるかもしれません^^

 

今回、クソゲーの評価を4つに分類し、代表作も挙げてみました!

 

クソゲーとは?その1:不親切なゲーム

 

ファミコンの頃に多かった「不親切なゲーム」

 

「なにをしたら良いか分からない」

「目的が見つからない」

 

こんな不親切なゲームがたくさんありました。

 

ノーヒントなのが特徴です。

 

今はだいぶ、少なくなりましたけどね^^

 

 

代表的なのは、ファミコンソフト「たけしの挑戦状」

 

うだつの上がらないサラリーマンが、ある島に眠っているという財宝を探しに行くという内容。

 

アクションゲームなのですが、ストーリーはアドベンチャーゲームのように選択肢形式です。

 

「選択肢を選んだ瞬間、ゲームオーバー」

「地図の中身を見るのに、リアルタイムで5分間放置しないといけない」

 

など、

「これ絶対、分かんないだろ!」

という内容が盛りだくさんでした。

 

 

「たけしの挑戦状」に限らず、ファミコンの頃は、多くのゲームが「挑戦状」の感覚で作られていたため、理不尽なものも多かったですね。

 

当時、ゲームをクリアできるのは特技として通用していました。

 

小学生のときは、エンディングまでのプレイを披露しあっていたものです^^

 

クソゲーとは?その2:難しいゲーム

 

「理不尽な難易度」

「スタートして10秒でゲームオーバー」

 

こんなゲームもクソゲーと呼ばれるものの代表格。

 

勉強や訓練が必要で、特にアクションゲームには多かったです

 

上手い人や古参ゲーマーからすると、

 

「【ゲームはクリアできるもの】と、いつから錯覚していた?」

 

と言われてしまいますが^^;

 

前述の「不親切なゲーム」と同様、ファミコン時代には多かったです。

 

 

有名なのは、ファミコンソフト「スペランカー」

 

洞窟探検家を操作し、エレベーター・トロッコ・ボートなどを使って、洞窟最下層にある秘宝の山をめざすアクションゲームです。

 

エレベーターに乗ったところからスタートしますが、そのまま直進すると、エレベーターから落ちてミス。

 

初プレイだと、開始10秒でエレベータから降りることもできずにゲームオーバーになります!

 

さらに、自分の身長の高さを落下してもミスになるので、坂道でジャンプなんて、もっての外です^^;

 

 

世界一虚弱な洞窟探検家であるスペランカー先生ですが、上級者の操るスペランカー先生は、サクサクと最下層にたどりつきます!

 

 

このように「(相当の)習熟が必要」なゲームを指して、クソゲーと呼ぶ人も多いです。

 

ファミコンの「トランスフォーマー」「バンゲリングベイ」。

 

セガサターンの「エネミー・ゼロ」も、ここに分類されます。

 

楽しみ方としてオススメなのは、上手い人のプレイ動画を見ることですね^^

 

↓AOE並みの訓練が必要なバンゲリングベイ↓

 

 

↓ソナーで敵の位置を割り出し、1発撃つまでにチャージが必要なエネミーゼロ↓

 

クソゲーとは?その3:ゲームとして遊べない、進行が妨げられる

 

「操作性が悪い」

「ゲームが進行しない致命的なバグがある」

 

リアルな事情でクソゲーと呼ばれることもあります。

 

やっててイライラする、

セーブデータが吹っ飛ぶときまである!

 

本当に「クソゲー」と呼ぶべきなのは、この分類だけだと思います。

 

 

ファミコン時代にもありましたが、どちらかというと、PS以降のほうが多い印象です。

 

主な原因はデバック不足。

 

ゲームの性能が上がったことによる弊害なんでしょうね。

 

 

2015年のKOTY(クソゲーオブザイヤー)で大賞に選ばれた、Xbox One「アジト×タツノコレジェンズ」が特にインパクトありました。

タツノコプロのキャラクターを使った防衛系シミュレーションゲームですが、バグの嵐。

  • 強制終了バグ
  • ボタン1つの操作ミスでセーブデータが吹き飛んだ
  • 何もしていないのに基地が勝手に壊れている

 

操作でも、基地内の構成員(105人いる)を選ぶのに、ソートがないとか処理落ちするとか…

 

操作性が悪かっただけのPS2「大奥記」や、すぐにフリーズしたファミコンソフト「ロストワード・オブ・ジェニー」などとは比較になりません!

 

なお、KOTY(クソゲーオブザイヤー)は、2004年から毎年行われており、バグの1つや2つでは受賞できないほど、厳しい世界です。

 

しかも、レベルが年々上がっているという恐ろしい事実が^^;

 

↓広いお城の中をすり足で移動し、しかも目当ての相手の区別がつかない大奥記↓

クソゲーとは?その4:バカゲー

 

「こんな設定、ありえないだろ!」

 

まるでギャグ。

 

常識では測れない、自由な発想。

 

そんな、思わず人に話したくなるのが「バカゲー」です。

 

 

古くは、ファミコンソフト「いっき」。

 

農民を操作して、悪代官の屋敷まで殴りこみにいくアクションゲームです。

 

みうらじゅんさんが初めて「クソゲー」と呼んだゲームで、

「一揆は一人でやるもんじゃねえ!」

と突っ込んでました。

 

現在であれば、誰も気にしないようなことですが、当時はこんなんでも突っ込み対象に^^

 

ファミコンソフト「燃えろ!プロ野球」のバントでホームランとか、スーパーファミコン「ラブクエスト」の成人指定ギリギリまで攻めたストーリーとか。
↓物理法則を曲げるくらいはファミコン時代からありました。最近は不条理ストーリーが多いような?↓


プレイするより、レビューを見るのが楽しいジャンルなので、書店で見かけると、つい買ってしまいます^^


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まとめ

クソゲーを以下の4つに分類しました。

  1. 不親切なゲーム
  2. 難しいゲーム
  3. ゲームとして遊べない、進行が妨げられる
  4. バカゲー

 

正直、本当に「クソゲー」と呼ぶべきは、3の

「ゲームとして遊べない、進行が妨げられる」

だけで、他は好みとあっていないだけだと思います。

 

他の人のレビューを見るときは、「自分がどこを楽しめそうか」を考えてみると、ハズレをつかみにくいかもしれません。

 

楽しみ方は人それぞれなので、自分が楽しめないからといって、安易にクソゲー呼ばわりするのはいかがなものかなぁと思います。

 

私は3が許せないタイプですが、クリアを目的としない人だと楽しめるのかもしれません^^;