「クソゲー」とは、「う○このようなゲーム」という最低の評価を受けたゲームのこと。
最初に言い出したのは、著名人であるみうらじゅんさん。
それまで業界では「バカゲーム」と呼んでいたのですが、1980年代後半、
「金払っているんだから馬鹿じゃすまねーだろ」
ということで「クソゲー(糞ゲー)」と名付けたそうです。
しかし、その基準は人により色々。
元々のように、「バカゲーム」を指す人もいれば、単に難しいゲームを「クソゲー」と呼ぶこともあります。
他の人の評価を聞くとき、相手がどの分類でクソゲー判定しているのかを知っておくと、自分が楽しめるクソゲーが見つけられるかもしれません^^
今回、クソゲーの評価を4つに分類し、代表作も挙げてみました!
クソゲーとは?その1:不親切なゲーム
ファミコンの頃に多かった「不親切なゲーム」
「なにをしたら良いか分からない」
「目的が見つからない」
こんな不親切なゲームがたくさんありました。
ノーヒントなのが特徴です。
今はだいぶ、少なくなりましたけどね^^
無性に伝説のクソゲー『たけしの挑戦状』やりてー😁😁😁コンティニュー→おやじをなぐる→即ゲームオーバー😁スーマリよりもハマったファミコンソフトだった😌この時オイラ小学二年生🎒😅https://t.co/rdLKE3GfpM
— T251@愛娘をアイドルに🍄 (@T251ChibiMoeka) 2018年2月11日
代表的なのは、ファミコンソフト「たけしの挑戦状」。
うだつの上がらないサラリーマンが、ある島に眠っているという財宝を探しに行くという内容。
アクションゲームなのですが、ストーリーはアドベンチャーゲームのように選択肢形式です。
「選択肢を選んだ瞬間、ゲームオーバー」
「地図の中身を見るのに、リアルタイムで5分間放置しないといけない」
など、
「これ絶対、分かんないだろ!」
という内容が盛りだくさんでした。
「たけしの挑戦状」に限らず、ファミコンの頃は、多くのゲームが「挑戦状」の感覚で作られていたため、理不尽なものも多かったですね。
当時、ゲームをクリアできるのは特技として通用していました。
小学生のときは、エンディングまでのプレイを披露しあっていたものです^^
クソゲーとは?その2:難しいゲーム
「理不尽な難易度」
「スタートして10秒でゲームオーバー」
こんなゲームもクソゲーと呼ばれるものの代表格。
勉強や訓練が必要で、特にアクションゲームには多かったです
上手い人や古参ゲーマーからすると、
「【ゲームはクリアできるもの】と、いつから錯覚していた?」
と言われてしまいますが^^;
前述の「不親切なゲーム」と同様、ファミコン時代には多かったです。
【実況】スペランカーをやってみた https://t.co/S26GlPevUh
— ミノル動画応援bot (@Minoru_ouen_bot) 2018年5月19日
有名なのは、ファミコンソフト「スペランカー」。
洞窟探検家を操作し、エレベーター・トロッコ・ボートなどを使って、洞窟最下層にある秘宝の山をめざすアクションゲームです。
エレベーターに乗ったところからスタートしますが、そのまま直進すると、エレベーターから落ちてミス。
初プレイだと、開始10秒でエレベータから降りることもできずにゲームオーバーになります!
さらに、自分の身長の高さを落下してもミスになるので、坂道でジャンプなんて、もっての外です^^;
世界一虚弱な洞窟探検家であるスペランカー先生ですが、上級者の操るスペランカー先生は、サクサクと最下層にたどりつきます!
このように「(相当の)習熟が必要」なゲームを指して、クソゲーと呼ぶ人も多いです。
ファミコンの「トランスフォーマー」「バンゲリングベイ」。
セガサターンの「エネミー・ゼロ」も、ここに分類されます。
楽しみ方としてオススメなのは、上手い人のプレイ動画を見ることですね^^
↓AOE並みの訓練が必要なバンゲリングベイ↓
コメ付き 【FC版】バンゲリングベイ ~これは演習ではない。~: https://t.co/bPuXWOSTjp via @YouTube
— 動画まとめコメ付き (@jp_Bakumatsu) 2018年5月20日
↓ソナーで敵の位置を割り出し、1発撃つまでにチャージが必要なエネミーゼロ↓
【名作?クソゲー?】エネミー・ゼロ 見えない敵から逃ゲロ Part5【実況プレイ】 https://t.co/vBGPgijfwv @YouTubeさんから
これやるんだ。
— くりすたるぶにゅー(16)ᕱ ᕱ (@bunyuchan) 2017年4月12日
クソゲーとは?その3:ゲームとして遊べない、進行が妨げられる
「操作性が悪い」
「ゲームが進行しない致命的なバグがある」
リアルな事情でクソゲーと呼ばれることもあります。
やっててイライラする、
セーブデータが吹っ飛ぶときまである!
本当に「クソゲー」と呼ぶべきなのは、この分類だけだと思います。
ファミコン時代にもありましたが、どちらかというと、PS以降のほうが多い印象です。
主な原因はデバック不足。
ゲームの性能が上がったことによる弊害なんでしょうね。
XboxOne『アジト×タツノコレジェンズ』予約開始! http://t.co/82hbjf7BP2 3月19日発売!秘密基地作成シミュレーション。 本作では、ガッチャマン・ヤッターマン・キャシャーンなど、タツノコプロのキャラが登場! pic.twitter.com/LPvjrKbI1Q
— AnimeVoice (@AnimeVoice) 2015年1月29日
2015年のKOTY(クソゲーオブザイヤー)で大賞に選ばれた、Xbox One「アジト×タツノコレジェンズ」が特にインパクトありました。
タツノコプロのキャラクターを使った防衛系シミュレーションゲームですが、バグの嵐。
- 強制終了バグ
- ボタン1つの操作ミスでセーブデータが吹き飛んだ
- 何もしていないのに基地が勝手に壊れている
操作でも、基地内の構成員(105人いる)を選ぶのに、ソートがないとか処理落ちするとか…
操作性が悪かっただけのPS2「大奥記」や、すぐにフリーズしたファミコンソフト「ロストワード・オブ・ジェニー」などとは比較になりません!
なお、KOTY(クソゲーオブザイヤー)は、2004年から毎年行われており、バグの1つや2つでは受賞できないほど、厳しい世界です。
しかも、レベルが年々上がっている、という恐ろしい事実が^^;
↓広いお城の中をすり足で移動し、しかも目当ての相手の区別がつかない大奥記↓
会社の人に大奥記というクソゲーを押し付けられたのでPS2を引っ張り出してプレイしてる pic.twitter.com/oiaBkRPU57
— ケロ@コモレビノーツ (@kero_BIRUGE) 2018年2月14日
クソゲーとは?その4:バカゲー
「こんな設定、ありえないだろ!」
まるでギャグ。
常識では測れない、自由な発想。
そんな、思わず人に話したくなるのが「バカゲー」です。
本日はファミコン『 いっき 』が発売されて30周年です。おめでとうございます! pic.twitter.com/CgFyvyatt9
— ゲーム探偵団 (@game_tanteidan) 2015年11月28日
古くは、ファミコンソフト「いっき」。
農民を操作して、悪代官の屋敷まで殴りこみにいくアクションゲームです。
みうらじゅんさんが初めて「クソゲー」と呼んだゲームで、
「一揆は一人でやるもんじゃねえ!」
と突っ込んでました。
現在であれば、誰も気にしないようなことですが、当時はこんなんでも突っ込み対象に^^
ファミコンソフト「燃えろ!プロ野球」のバントでホームランとか、スーパーファミコン「ラブクエスト」の成人指定ギリギリまで攻めたストーリーとか。
↓物理法則を曲げるくらいはファミコン時代からありました。最近は不条理ストーリーが多いような?↓
[FC] 燃えろ!!プロ野球 バントホームラン https://t.co/JcqKdL60Av 何度見ても謎感動
— 四条ハミィP♨ (@highkarahamichi) 2018年5月18日
プレイするより、レビューを見るのが楽しいジャンルなので、書店で見かけると、つい買ってしまいます^^
超クソゲー 3/多根清史/阿部広樹/箭本進一【2500円以上送料無料】
まとめ
クソゲーを以下の4つに分類しました。
- 不親切なゲーム
- 難しいゲーム
- ゲームとして遊べない、進行が妨げられる
- バカゲー
正直、本当に「クソゲー」と呼ぶべきは、3の
「ゲームとして遊べない、進行が妨げられる」
だけで、他は好みとあっていないだけだと思います。
他の人のレビューを見るときは、「自分がどこを楽しめそうか」を考えてみると、ハズレをつかみにくいかもしれません。
楽しみ方は人それぞれなので、自分が楽しめないからといって、安易にクソゲー呼ばわりするのはいかがなものかなぁと思います。
私は3が許せないタイプですが、クリアを目的としない人だと楽しめるのかもしれません^^;